鬼塚英昭(著) 「日本の本当の黒幕」

鷹揚の会: 平成25年12月例会
開催日: 2013年12月13日
レポーター: 得丸公明

1 本書との出会い
  1. 5月に鬼塚先生に別府で会ったときに話を伺った。長いが12月のテキストに。
  2. 田中光顕は、誰もマークしてなかった。
2 著者との出会い
  1. 『原爆の秘密』、『日本のいちばん醜い日』などをこれまでに取り上げてきた。一般書をたくさん読んで、相互の矛盾を見つけ出し、隠されていた真実を暴く手法。

3 本書について
  1. 坂本竜馬の神話化を含む明治維新史の裏側、明治天皇・大正天皇の隠された事実、それらを田中光顕という人物を通じて明らかにした功績。
  2. しかし、田中があえて隠してきたことを十分には掘り当ててはいない? たとえば、米欧回覧において金庫番をしたこと、会計報告がないこと、久米邦武との交友?、土方久元との交友?、イギリスとのパイプ、三菱との深い関係。今後にさらに期待したい。英語の文献、イギリスに残っている資料はあるのか。
  3. 田中は維新前夜からイギリスの手先になっていた節がある。それについては十分に論じていない。おそらく簡単には尻尾を出さないだろうが。
  4. 田中の人物像も、いまひとつ、見えてこない。文化人・趣味人でありながら、冷血なテロリストで、用心深い。常に身を隠すような動きをする。熱い情熱や理念を感じない。これはイギリスの手先として働いたことを裏付ける?
4 本書を読んで気がついた、思いついた明治以降の日本史の闇
  1. 坂本竜馬ははじめから伝説(つくり話も多かった)だった? 
  2. 明治天皇
  3. 大正天皇、貞明皇后、4人の息子、牧野伸顕、
  4. 昭和天皇、イギリスに留学した。何をしていたのか。ずっとイギリスに操られていたのではないか。インパール作戦も、イギリスが日本兵を血祭りにあげるために、30万人送り込ませたと考えるなら、納得できる。
  5. 虎ノ門事件の難波大介と節子の間には何があったのか。生々しい?
  6. 村田五郎は、イギリスとのパイプを引き継いだのだろうか。
  7. 右翼のテロの背後に三菱、その背後にイギリスがいた?

以上